王宮【Palacio Real_Madrid】

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皆様こんにちは!

スペインの王宮、通称オリエンテ宮殿をご紹介します。

月曜日から木曜日17:00〜19:00の入館は無料です!*最終入場は18:00

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オリエンテ宮殿

スペインの王宮は、通称オリエンテ宮殿と言います。マドリッドの旧市街地西端の高台に建っています。

王宮の西にマンサナレス川があり、その対岸にはカサ・デ・カンポという、昔は王室の狩猟場だった広大な公園があります。*王宮前広場の高台から見渡せます。

カサ・デ・カンポ
カサ・デ・カンポ

また、カサ・デ・カンポからも、王宮と隣のアルムデナ大聖堂が大変きれいに見えます。

西のはずれにある王宮をオリエンテ(スペイン語で東方の意味)というのが面白いですね。

これは、19世紀にこの王宮の東側に庭園が造られ、王宮の東側からオリエンテ広場と名前がつけられましたが、その名前がそのまま王宮の通称になったようです。

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オリエンテ広場
オリエンテ広場:フェリペ4世像

新古典様式の優美な外観で、内部も贅を尽くしています。

18世紀建設の王宮

オリエンテ王宮が建っている敷地には、16世紀以降、レアル・アルカサールというルネサンス様式の宮殿がありました。

残念ながら、18世紀に大きな火災が起こり、その後建て直されたのが、現在のオリエンテ宮殿です。

当時のレアル・アルカサールは、窓が小さく少なく、マドリッドの夏の暑さのせいか、窓ガラスもあまりない建物で、長年繰り返し行われた、増築と改築によって時代遅れの不便な建物だったようです。

そこで、火災を契機に、当時の国王、フェリペ5世が、時代に即して近代的に整備された宮殿を造ろうと、建て直したのが現在の王宮です。

バロックから新古典様式へ移行する時代に建てられましたので、二つの建築様式が併存しています。

当時のスペインの国力を表すように、内外部とも大変贅沢な作りとなっています。

王宮
王宮:入口から広間に続く主階段
王宮内:主階段
王宮内:主階段の中段
王宮:衛兵の間
王宮:衛兵の間

宮殿内に置かれたインテリアも素晴らしく、美術品などを含めて世界でも有数のコレクションです。

中でも、4挺のストラディバリウスのバイオリン、ビオラ、チェロのコレクションは、5重奏のため(ナポレオン戦争の際に、ビオラが紛失して、現在も行方不明)にセットで作られた世界でも大変重要なコレクションです。

このストラディバリウスのコレクションは、時々コンサートなどで貸し出されます。

西ヨーロッパで最大

大変大きい建物であることは、外から見るだけでわかりますが、その規模は、西ヨーロッパの王宮では最大で、135000㎡あります。

部屋数は3418部屋です。ちなみに、バッキンガム宮殿の面積は77000㎡、ベルサイユ宮殿は67000㎡です。

一般に公開されているのは、その中のほんの一部のみですが、正面階段、柱の間、大食堂、王座の間など、豪華で素晴らしいスペースを見ることができます。

迎賓館

王宮は、カルロス3世(在位1759-1788)からアルフォンソ13世(在位1886-1931)まで、代々の国王の通常の居住地でしたが、それ以降はここに王様は住んでいません。

外国の賓客、大使たちのレセプション、内閣の誓約式など、公式の行事があるときに迎賓館として使われています。

王宮開館情報

  • 開館時間 月曜―日曜、10:00~18:00
    休館日 1月1日、6日、5月1日、12月24日(15:00まで開館)、25日、26日、31日(15:00まで開館)、その他公式行事による休館あり
  • 入場料 一般14ユーロ、5~16歳と65歳以上、25歳までの学生(いずれも証明書要)7ユーロ(2024年6月現在)

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