皆様こんにちは!
セラルボ美術館を紹介します。マドリッド中心地の西側、プリンセサ通りから少し入ったところにある、19世紀の貴族のお屋敷が美術館になったところで、まだそれほど知られていません。
スペイン広場、デボ神殿からすぐ近くの素敵な美術館です。
19世紀の貴族の生活
17代セラルボ侯爵が、1883年からマドリッドに屋敷を建設したその建物が美術館になりました。その当時の調度品、装飾をなるべくそのままにしています。
招待客を招いて舞踏会などを催していたため、豪華なダンスホールなど、玄関の階段から贅沢な空間が広がっています。
基本的に新古典様式で建設されたとても素敵なお屋敷で、春になるとその庭園にも入れます。
19世紀の貴族の贅沢な生活が、垣間見られる美術館です。
膨大なコレクション
セラルボ侯爵は政治家でもありましたが、収集家として知られていました。
普段は世界中を旅していたので、マドリッドで実際に居住する時間は少なかったそうです。
その少ないマドリッド滞在中に、舞踏会や食事会などを開くことが多かったため、居住するためのスペースだけではなく、今まで収集した莫大な美術品、骨董品などのコレクションを舞踏会や食事会の招待客が鑑賞できるように、展示することも考えてマドリッドの屋敷を設計させたそうです。
ティントレット、エル・グレコなどの絵画、古代ギリシアや古代ローマの調度品、ゴンドラをかたどったムラーノガラスのシャンデリア、マイセン他の陶磁器、巨大な時計など、5万点ものコレクションが所せましと並んでいます。
開館情報
入場料;3ユーロ、18歳未満、65歳以上は無料
開館日、開館時間;火、水、金、土、09:30から15:00まで
木曜日、09:30から15:00、17:00から20:00まで(休日は15:00まで)
日、休日;10:00から15:00まで
休館日;毎週月曜日、1月1日、6日、5月1日、12月24日、25日、31日
コメント