王立劇場(テアトロ・レアル)【Teatro Real】
皆様こんにちは!
王立劇場を紹介します。
王宮の前、オリエンテ広場に面した劇場です。19世紀、1818年に建設されました。フェルナンド7世の時代に建設されはじめ、次の女王、イサベル2世の時代に開館しました。
演目は、オペラ中心です。2020/21年に、インターナショナル・オペラ・アワーズで、ベスト・オペラ・カンパニー賞を獲得しました。
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18世紀から劇場があった
18世紀の国王、フェリペ5世は、イタリアオペラに魅了され、王宮の隣のオリエンテ広場の向かい側、現在の王立劇場(テアトロ・レアル)がある場所に、王立劇場の前身となる大きな劇場を建てさせました。
イタリアの有名なカストラート、ファリネリは、フェリペ5世のお抱えの歌手でしたが、前身となる劇場のプログラムも手掛けていたようです。
その後、ナポレオン戦争などを経て、劇場の損傷が顕著となり、1818年から新たに劇場を建設しなおすことになりました。それが現在の王立劇場(テアトロ・レアル)です。
建設当時から、オペラの劇場として有名でした。ベルディなど、当時の多くの巨匠が公演を行いました。
また、バレエの劇場としても有名で、ニジンスキー、ディアギレフ、ストラビンスキーなども公演しています。
20世紀の前半に、地下鉄の工事などが原因で基盤が痛み、1925年に一旦閉館しましたが、その後何度かの修復を経て、一部は開館されたものの、完全な形で再開館したのは、1997年でした。
2020/21年のオペラ・アワーズ
王立劇場は、オペラのアカデミー賞といわれるインターナショナル・オペラ・アワーズで、2020/21年にベスト・オペラ・カンパニー賞を獲得しました。
これは、施設、プログラムなど、劇場すべてに対して与えられる総合的な賞です。つまり、名実ともに世界有数の素晴らしいオペラ劇場として認められた証明です。
開館案内
公演チケット購入は次のURL
公演のほかに、施設見学もできます。1時間15分程度のガイド付きツアーのみの見学になります。スペイン語は、月~日、10:15、12:00、13:30、英語は、月水木金土日、10:15、フランス語は、火、10:15
開館日、時間;月曜から日曜、10:30から13:30
入場料;一般10ユーロ、65歳以上と26歳未満は8ユーロ (2024年6月現在)
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