皆様こんにちは!
デボ神殿をご紹介します。
マドリッドの街中にあるエジプトの神殿です。現在では、王宮からスペイン広場を通り、このデボ神殿まで広大な散歩道、公園になりました。
高台の上にあるので、眺めが良く、ここからの夕日も有名です。
マドリッドにエジプトの神殿?
デボ神殿は、2200年前の本物のエジプトの神殿です。
なぜ、エジプトの神殿がマドリッドにあるかというと、アブ・シンベル神殿をエジプトが修復したときに、スペイン政府が援助したのですが、その謝礼として、アスワン・ダムの底に沈む位置にあったこの神殿をエジプト政府がスペインに寄付したものです。
石造の神殿を一つ一つ解体して、船で輸送し、ここで組み立てなおされたもので、その技術は大変なものだったそうです。
広々として眺めが最高!
高台に位置しているため、大変眺めが良いです。
ここから王宮とアルムデナ大聖堂、カサ・デ・カンポ(王室の昔の狩猟場だったところ。今では公園)が望めます。
また、マドリッドの西の公園、オエステ公園からもすぐ近くです。マドリッドは乾燥してはいますが、緑が豊かな首都で、この辺りは特に緑地帯が多いです。
ここからすぐ近くに、カサ・デ・カンポに行くためのロープウエイもあります。
また西側が、高台になっているので、日没が大変きれいに見えます。ここから見る夕日は有名です。
ゴヤの絵、『5月3日』の舞台
ナポレオンが1808年にスペインを征服しました。それに対して、マドリッド市民が5月2日に反乱を起こし、それが口火になってスペイン全土で独立戦争が起こります。
そのマドリッドでの反乱の際、捕虜になったマドリッド市民の多くがこの丘で銃殺刑にされました。
プラド美術館に、その模様を描いたゴヤの『5月3日』という絵があります。
入場案内
- 入場料;無料、市役所のウエブでオンライン予約 のみ 次のURLで登録してから、予約https://servpub.madrid.es/TemploDebod/Login
- 開館時間;火曜日から日曜日まで、10:00から20:00まで(最終入場は19:30)
- 休館日;月曜日、1月1日、6日、5月1日、12月24日、25日、31日
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